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2021.1.29 / 久保繁

 私は昔から中国の歴史ものが好きです。
 最近の中国歴史ドラマも面白いですが、やはり一番好きなのは王道の三国志でしょうか。
 三国志ではいくつかの名言というか諺になっている逸話もあります。
 その中の一つの話ですが、名軍師として名高い諸葛亮の後継者と期待されていた馬謖が、諸葛亮の命令に背いて敵軍に乗り込み大敗してしまいます。スタンドプレーですね。諸葛亮は全体の士気が下がることを懸念して、軍の規律を守ることを重視します。諸葛亮はすごく可愛がっていた馬謖を処罰し、泣きまくったのです。
 どうしても自分の身近な人は情が生まれます。仕事においても期待していたり可愛がっていたりならなおさらです。
 「嫌われたくない」「よく思われたい」と思うのは人の性ですが、仕事に個人的感情を持ち込むと、会社に大きな損害を与える場合もあり、状況判断を誤る結果にもなりかねません。
 「泣いて馬謖を斬る」正すものべきは正す。組織の秩序のために斬らなければならないのは斬る側の立場にもとても辛いことですよね。
 そんな決断をする場面が来なければいいなと改めて思う次第です。

2020.12.14 / 久保繁

 年の瀬も迫ってきましたが、今年2020年はコロナの影響で環境も激変し今までにない経験でした。
 以前に日本未来年表という記事を見たことがあり、思わずスクショした内容を見返してみました。
2025年 ついに東京の人口も減り始める
2027年 認知症患者が700万人規模で介護する側もされる側も認知症
2030年 人口減により80%の都道府県が客不足になり老人ホーム・救急病院が激減
2033年 人口減により3軒に1軒が空き家、老朽化したインフラ更新が労働力不足で維持不能
2039年 年間死亡者数が168万人とピークに墓と火葬場不足が深刻に
2040年 人口減により現在の市町村の約半分が消滅
 年表を見ると、ネガティブなことばかりで一体どうしたものかと思って仕方ありません。
 当然、政府などが打ち手も考えていくのではないかと思います。
 しかし、この年表を逆手に考えると「ビジネスチャンス」も見えてくる気がします。
介護リフォーム事業のその先、どこに焦点当てようか、何か三和で成せる分野はないか。
 今の三和社員から未来の三和社員にバトンが引き継がれても、未来の変化に対応できる三和物産でありたいと願ってやみません。
 さて、2021年はどんな年になっているでしょうか。

2020.10.30 / 久保繁

先日数年ぶりにある大手繊維会社の元支店長(今は現役を退かれてます)が名古屋へ行くからと連絡いただきお会いしてきました。
名古屋のある東海エリアはトヨタイメージが強いですが、知る人ぞ知るボーイング787やMRJなど航空機産業の町でもあります。
その大手繊維会社では、航空機向けの軽くて強い炭素繊維の需要でこの分野でも最大手で確固たる地位を築いていました。
しかし今やコロナ禍の影響で減産やリストラで航空機産業は苦境に立たされているのだろうと思っていました。
「数年前に比べると今大変な状況ではないですか?」と聞いたところ、
実はここ数年で航空機向け依存から脱却するために風力発電にも布石を打っていたので、航空機用途の不調を風力発電用途が予想以上の好調ぶりで何とかプラスへ転じることができたとのことです。
新聞記事などではなんとなく航空機以外の模索もしているんだなくらいしか思ってなかったのですが、まさかそんな二刀流で逆風に抗っていたとは…。
つくづく事業継続していく中で「布石」をどれだけ打てるかが重要であると実感しました。
さて、激変する世の中で我々もどんな「布石」を打つべきか・・・。
ヒカルの碁のように本因坊秀策(佐為)が私の後ろで次の一手を教えてくれれば楽ですが・・・そういう訳にもいかないのでじっくり碁盤を眺めていこうかと。

2020.9.18 / 久保繁

先日、仕入先商談のため専務と横浜のとある駅にて待ち合わせしていました。
手土産も名古屋から持参して準備万端。
少し早く着いたので、構内で休憩所を探していたところ、突然おじ様が私の手土産入りの紙袋に当たってきました。(わざわざ)
私も一応「あっ、すいません」と一言発して(紳士ですから)立ち去ろうとしましたが、そのおじ様は「ちょっと待て」と私を止めます。
そこからは端折りますが、俗にいう「因縁」スタートですね。
直感的にこれは対応を誤ると厄介系だと判断しました。
数々のクレーマー対応した過去の経験を頭から呼び起こします。
待ち合わせの時間もあるのでなるべく最短で終わらせたいところ。
①理不尽だろうと言い返さない→何を言っても感情的・上げ足取るので終わりがない
②場所を移す→移動する時間で相手を落ち着かせる効果
③第三者をすぐかませる(この場合駅員に)→1対1で対峙しない
※駅員もマニュアルがあるはずなので、間に入って対応してくれます。
④長引くようなら警察呼ぶ→ここで真実を丁寧に伝える。
自分としては③として終わらせたかったのですが、結局④まで行ってしまいました。(逆に何言われても粛々と冷静な感じも良くなかったのか)④まで行くとあとは早く進みますので無事解決されました。
さすがの私もドッと疲れが来ましたね。
さて急いで待ち合わせ場所に行かなくては…。
向かう方向に目を向けると、「お疲れさん」と満面の笑みで待ってくれていた専務の顔が・・・先ほどの疲れも一気に吹き飛んでしまいました。
おかげで商談も有意義に終えることができました。

2020.8.7 / 久保繁

皆さん、メモってどうしていますか?
会議だったり営業先・取引先だったり、備忘のためにメモを取ることが多いですよね。
数年前までポケットサイズの手帳を手書きでメモして備忘にしていましたが、時代の流れで今はパットだったりスマホのアプリだったりで、「なんて便利なんだ(思い込み)」と私自身もPCの付箋アプリとかスマホのメモアプリを活用しようとしていました。
しかし、毎日百件超のメール確認や電話対応など、膨大になってくると、これが意外と使わなくて、ノートにメモしてしまいます。
自分は時代の進化についていけないのか…。いやいや、手書きの良さもあるはず。
改めて自分のメモノートをパラパラと見ていると、アプリなどだと、訂正するときはデリートしたりするので、訂正前がわからない、手書きの場合は二重線を引いたりして、訂正前の内容が見えたりします。
意外と訂正前の内容にヒントや流れの背景がわかることがありますし、文字ではなくてメモ内容を図解みたいに絵にしたい時もあって、アプリでいちいち線画をなんてしていられません。
最近はすっかりノートへの手書きメモに戻っています。
ただ、大事なことやまとめておきたいことは、スマホのPDF変換アプリを活用して、データ保存・加工していたりはしています。
メモ一つ取っても、原点回帰×時代の進化の「カケザン」の例ですね。
新商品開発もそんなところから生まれるのかもしれません。