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LEADERS BLOG

2026.4.17 / 清水吉樹

先日、喫茶店でこんな場面を見かけました。

店員さん:「飲み物を席にお持ちしますので、お座りになっていてください」
お客さん:(やさしい表情で)「申し訳ないから、ここで待ってますよ。気にしないでください」
店員さん:(笑顔でなおも丁寧に)「お時間もったいないので、ぜひお席で」
お客さん:(笑顔で)「大丈夫。そんなせっかちではないので。ゆっくりでいいですよ」
店員さん:(苦笑い)「・・・・」

その結果、レジ前にはそのお客さんが立ち続け、後ろには会計待ちのお客さんの列が伸び、待つ人たちの表情には、少しずつ不満の色が出はじめる。

この場面を見て、いろいろ考えさせられました。
どんなに善意から出た行動でも、どんなに本人が「相手のため」と思っていたとしても、
それが有効かどうかは、何を目的としているのか、そして今どんな状況なのかによって変わる、ということを。

ビジネスの現場でも、誰かの「良かれと思って」が、全体に悪影響を及ぼすことがありますよね。例えば、人に頼むのが申し訳ないからと一人で仕事を抱え込む「善意」。それは一見美しいですが、結果的に自身の長時間労働(従業員の安全と健康の阻害)を招き、チーム全体の生産性(業績)を落とし、最終的にお客様への対応スピード(顧客満足度)を低下させてしまいます。
こうしたことは、どれも「悪意」ではなく、むしろ「善意」から起こることが少なくありません。だからこそ少し厄介です。本人に悪気がないどころか、「自分は良いことをしている」と思っている場合、立ち止まって見直すことが難しくなるからです。

仕事は、思いやりがあれば十分、というものではありません。もちろん思いやりは大切です。けれど、それだけでは足りません。
必要なのは、

いま何が目的なのか
その場では何が優先されるべきか
自分の行動は本当に相手や全体の役に立っているか

を考えることかなと。

僕たちの仕事は、一人で完結するものではありません。お客様、取引先、仲間、現場、全体の流れ。常に複数の人や事情が重なり合う中で成り立っています。だからこそ、善意だけで動くのではなく、目的と状況を見て、打ち手を選ぶ。この視点を持てるかどうかで、仕事の質は大きく変わるのだと思います。

気づかないうちに、
「相手のため」のつもりが、「自分の思い込み」になっていないか?
「以前成功したから」といって、「同じやり方に固執」していないか?
善意を持つことに加えて、その善意が本当に機能しているかを見直せているか?を改めて考えさせられた出来事でした。

2026.3.6 / 清水吉樹

3月11日は、15年前に東北で大きな震災が発生した日として、私たちの心に刻まれています。53歳の僕にとって、あの日から15年という月日は、驚くほどあっという間でした。かつての「関東大震災」が私にとって歴史の一部であるように、これから生まれる子どもたちにとっても、あの日は「歴史」になっていくのでしょう。そう思うと、時間の流れに不思議な感覚を覚えます。

さて、このブログを書いている2026年3月、世界はかなり混沌としています。個人の力ではどうにもならない無力感に襲われ、「今だけ、自分だけ良ければいい」という短絡的な思考に逃げたくなる瞬間が、僕にも正直あります。
特に、目まぐるしく進化する生成AIなどの新しいテクノロジーを前にすると、「僕はどう変わるべきか」と、日々迷いと試行錯誤の連続です。決して「正解」を携えて前を歩いているわけではなく、悩み、壁にぶつかりながら、悪戦苦闘しています。

でも、そんな時に私を前へと引き戻してくれるのは、日々接する「会社の仲間」の存在です。仲間と共に汗をかき、時にぶつかり、苦悩や達成感を分かち合う。そんな悲喜こもごもの「日常」があるからこそ、僕は未来を諦めずにいられます。そして、この「日常」をただ守るだけでなく、新しいテクノロジーを使いこなし、社会と会社をもっと良くする力に変えていきたいと思っています。

先は見えませんが、だからこそ面白いですよね。不安だけど(笑)

2026.1.23 / 清水吉樹

みなさん、今年の抱負はもう決めましたか? 「抱負」なんて言うと堅苦しいですが、「こうなったらいいな」という挑戦を言葉にして、理想の未来の解像度を上げる。そうすると、決意が生まれ、人生の景色が変わり始めるのではないか、と考えています。

さて、僕の今年の挑戦は「ラ・カンパネラをピアノで弾けるようになる!」です。 楽譜も読めない初心者のくせに、テレビの演奏に心奪われただけの、単純で幼稚な「憧れ」が動機なんですが(笑)。

でも、この「憧れ」こそが、変化成長の最強の原動力になります。 あえて無謀な目標を宣言し、自分を適度に追い込む。その過程で「指が動かない!」ともがく経験こそが、仕事でも人生でも、お客様に最高の価値を届けるための「次の一歩」を踏み出すパワーになるはずです。

「ストイックすぎる」「ドM・・」と言われそうですが、2026年もこんな感じで自分を追い込み、泥臭く挑戦を続けようと思います!

さて、皆さんの「憧れ」は何ですか?

2025.12.5 / 清水吉樹

僕たちの日常は、仕事や家族の用事など、「今、目の前にあること」で目まぐるしく過ぎていきます。そんな多忙な日々の中で、「非日常」の極みである「想定外の災害」への意識を、高いレベルで持ち続けるのは至難の業です。頭では「備えが必要だ」と分かっていても、行動が伴わない。このギャップに、多くの人がジレンマを抱えているのではと思います。

僕たちの意識が薄れるのはなぜだろう?

意識を継続できない背景には、人間の二つの心理があるみたいです。

一つは、根本的な「正常性バイアス」。「きっと大丈夫」「いつもの日常が続く」と無意識に思い込む心理です。そしてもう一つは、「忙しさ」です。僕たちは、「緊急度の低い未来の備え」よりも「緊急度の高い現在のタスク」を優先せざるを得ません。非常食のチェックより、目の前のメールの返信だろ! 僕を含め多くの人がそうなのではないでしょうか。「わかってはいるんだけどね・・・」これが僕たちが抱える防災意識の継続という大きなジレンマなのではないでしょうか。

このジレンマをどう乗り越えるか?

大切なのは、完璧な備えを目指すのではなく、意識を無理なく「持続」させるための小さな工夫を取り入れることなのかなと考えています。つまり、防災を特別な時間ではなく、「日常のついで」に組み込んでしまえば良いのではないかという考えです。

具体的には、

1. 「ついで」防災を習慣にする!
・買い物ついでに: 賞味期限の長い食品や水を一つ余分に買う(ローリングストック)。   
・スマホ充電ついでに: 枕元に懐中電灯があるか、一瞬だけ確認する。

2. 「もしも」を数秒間だけ妄想する!
ふと手が空いた時に「今、大きな揺れが来たらどうする?」と、頭の中で数秒間だけ行動をイメージしてみる。この一瞬の妄想が、正常性バイアスを打ち破り、具体的な行動を意識に刷り込むきっかけになります。

備えに「完璧」はありません。目指すべきは、「意識が薄れた」と気づいた時に、すぐに「小さな行動」で意識を「再起動」できる柔軟さです。無理なく、小さく、しなやかに。

さあ、あっというまに12月です。忙しい日常の中でも、「想定外」に備える意識を維持していきましょう!

2025.10.24 / 清水吉樹

日々の暮らしの中で、衝撃を感じる事ってありますか?
僕はあります。
ちなみに、ここで言う「衝撃」とは物理的なものではなく、驚きや悲しみや興奮といった精神的な領域のものです。
どんな時に感じるかというと、
例えば、
昔の自分の写真や画像を見た時(げんなりします・・)
子どもの成長を実感した時(嬉しいようなちょっとさみしいような・・)
健康診断の結果を見た時(日々の不摂生を後悔します・・)
想定外の出来事に出くわした時(ちょっとワクワクします!)
などなど。
さて、ここ最近、頻繁に衝撃を感じる時があります。それは「生成AI」に関する情報に接した時です。僕もそれなりに生成AIを日常生活で使ってはいるのですが、日々進化する様子、僕が全く思いつかない利用方法、周囲の人たちがどんどん生成AIを活用したり学んだりして成長している姿、社会に与えるインパクト、などに接するたびに衝撃を受けます。
生成AIに関しては、その進化や可能性に慣れることができません。常に想像を超えた変化があるからだと思います。
この「生成AI衝撃」を、しっかりと受け止めて変化成長するか?あきらめたり避けたりして心の安定を求めるか?僕はこのあたりが人生の岐路、分水嶺かと感じています。ちょっと大げさかもしれませんが、それくらいの衝撃と危機感を日々感じています。
皆さんはいかがですか?