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LEADERS BLOG

2025.11.21 / 西河誠人

先日、神奈川県の高校生が修学旅行で金沢を訪れ、三和物産に足を運んでくれました。1週間の滞在中に、三和物産の商品販売や街頭アンケートなどに挑戦してくれるという企画です。 私たちも事前の学習から関わらせてもらい、本社では会社説明や「死ンキング」の体験をしてもらいました。

高校生にとって「死」や「別れ」なんて、普段はあまり話題にしないテーマですよね。最初はきっと、面食らったんじゃないかと思います。 でも、だからこそ、このテーマを通して面白い観点や問いを投げかけられるんじゃないか。そう考え、「誰にでもいつかくる終わりについて考えることで、人生のヒントが見つかるかも」をメインメッセージに、彼らと話をしてみました。

ただストレートに伝えるだけでは、どうしても目を背けたくなりますし、興味も持ちにくいのが「死」や「別れ」です。 ですが、三和物産には皆でつくりあげてきた強い味方がいます。 「ひつぎひつじ」「死ンキン君」といったキャラクターや、「桜風棺」「ラストベッド」「ゆめだっこ」「Rotch」「kimonoyarn」、そして「死ンキング展」。言葉だけでは伝わりにくい想いも、こうした視覚的・体験的なコンテンツがあれば、若い世代の心にきっと届くと信じています。

未来を考えるとき、「死」や「別れ」について考えることは、逆説的ですが「自分にとって本当に大切なもの」を浮き彫りにしてくれます。これって、未来を選ぶときのすごく大事なヒントになるんです。 「死」や「別れ」を扱う会社だからこそ、未来をよくするための問いを発信することができる。今回、高校生の皆さんとお話しして、まだまだ面白いことができる!という可能性を強く感じました。

次回、実際に高校生がどんな反応をしてくれたのか、詳しくお話ししたいと思います。

2025.10.10 / 西河誠人

先日、全社員が集結する三和物産の全体会議を、映画館貸し切りという形で開催しました。
※こちらのプレスリリースもご覧ください。

昨年の全体会議は「さわぎの輪っかを大きくする会」と題し、ビジョンの実現に向けた対話やワークを中心に行いましたが、今年は一歩進み、「未来への扉:三和の挑戦 全部みせちゃう会」と題し、この2年間に取り組んできた挑戦を社内外に公開。さらに、社員のためらいや変化・挑戦を対話する場としました。

この「三和の挑戦 全部みせちゃう会」を企画・運営したのは、ビジョン推進部を中心とする社内メンバーと、今年も全国から集まってくれたインターン生6名です。インターン生は「貸し切りの映画館。100名を感動の渦に巻き込め!」というミッションに挑み、ゼロから企画を創り上げるという大きな挑戦を果たしました。

「三和の挑戦 全部みせちゃう会」 を作り上げるのも新たな挑戦の場として位置づけました。
①映画館を貸し切り、どのような場づくりができるのか?
②社員だけでなく、葬儀社経営者やパートナーの皆様、学生といった社外ゲストを招待するイベントにするには?
③5daysインターンシップと絡めることができないか?
④社員の挑戦を応援し、組織全体の挑戦ムードをつくるには?
⑤社内外へのPRの場とできるか?

挑戦なので上手くいくことばかりではありませんが、無事にやりきってくれました!

挑戦に対して応援してくれる方が社内外にいることに、本当に恵まれていると感謝しかありません。
私も、挑戦しようとしている人を全力でサポートしていきたいと思います。

引き続き、挑戦と変化を恐れず、仲間とともに「未来への扉」を開いていこうと思います。

2025.8.29 / 西河誠人

キダルトとはキッズとアダルトを組み合わせた造語で、
「大人になっても子どもの頃の遊び心や趣味を持ち続け、それらに関連する商品やコンテンツを積極的に楽しむ大人」のことなんだそうです。

テレビから聞こえてきた「キダルト」って聞いたことのない音に反応してしまいました。
おもちゃ市場が1兆円を超えたと報道されていました。
「えっそうなの?」勝手に少子化で厳しい業界だと思っていました。

「キダルト消費」
少し調べましたが、かなり面白い!
日本のキダルト文化の歴史と社会背景をまとめてくれている記事はぜひ読んでもらいたいです。
こちら→キダルト消費とは何か ~ kids adult文化の成り立ちと、これからのビジネス戦略

少子高齢化で私たちの業界はどうなっていくのか?
商品やサービスを通じて、世の中にいっぱい問いかけてみたくなりました!

2025.7.22 / 西河誠人

このタイトルで書くのは2回目です。
2023.7.31 熱い夏

離れて暮らす高校3年生の息子。
仲間たちと共に甲子園を目指し、本当に熱い日々を過ごしていました。

昨日、息子の高校野球が終わりました。
そして、それに合わせて私の10数年にわたる野球応援の日々も幕を閉じました。

気づけば、私のプライベートな時間は、ほぼすべて息子の野球をサポートし、応援することに費やされていました。
息子と一緒に甲子園に向かって、これほどまでに夢中になれていたんだと、今改めて気づかされます。

「心にぽっかりと穴が開いたような寂しさ」という表現は、誰が言い始めたんですかね?
今の私の気持ちはまさにこれだなぁ。
何かを喪失したようで、大きな虚無感で苦しい。

こんなに心が揺さぶられるほど、この10数年は私にとってかけがえのない大切な時間だったし、
息子の夢を応援することに、私は熱中し、夢中になっていたのです。

そんな素晴らしい時間をくれた息子に、心から感謝したい。
そして、この経験を胸に、次に熱中し夢中になれるものを見つけていきたいと思っています。

2025.6.6 / 西河誠人

「今度、名古屋で集まるんだけど来ない?」
そんなふうに声をかけられたのは、集まりの3日前のことでした。まぁまぁ忙しい時期だったけれど、その日はぽっかり1日空いていて、久しぶりにゆっくりしようと思っていた日。これまでの自分なら、きっと断っていたと思います。

でも最近、自分と向き合う時間が増えたことで、仕事以外のこともちゃんと大事にしたいと思うようになっていました。疲れていたし、正直そこまで乗り気ではなかったけれど、「まぁ、断る理由もないか」と、なんとなく流れに身をまかせて行ってみることに。

当日は久しぶりの再会もあり、16時のオープンから22時まで、ビアガーデンで6時間ぶっ通しで飲みました。まるで学生みたいな飲み方。仕事の話から学生時代のエピソード、最近気になっていることまで、ただ笑って話しているだけなのに、あっという間の時間でした。ただただ、いい時間だったなと。もちろん翌日は少し大変でしたが、参加して本当によかったと思っています。

それ以来、「誘われたら行ってみよう」という気持ちが、少しずつ育ってきました。予定していなかったことに身を委ねると、先のことを考えすぎないことの大切さにも気づかされます。

興味があることだけを選びがちだったり、意味を考えすぎて踏み出せなかったり。いつの間にか、予定調和じゃない出来事を楽しむ力が、少し弱っていた気がしました。

大げさかもしれませんが、“自分からは選ばなかった出来事”が、新しい自分と出会わせてくれるのかもしれません。