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2025.12.26 / 浜永 良成

国や文明には通常権力者が存在しているが5000年前のインダス文明には権力者が存在した証である王宮や王墓、巨大な建造物、更に武器も今まで見つかっていないという。
※ちなみに私の権力の大まかな理解はWikipediaの一部にある
「ある者が他者をその意に反してでも行動させうる、特別な「力」を保有している」
に近い。

強大な権力を持つ王が存在せず、交易のために人が集まって都市をつくったと推測されている。 
インダス文明は約700年継続して戦争で滅びた痕跡はなく、環境変化などによりそのエリアから他のエリアに人々が拡散したと想像されている。 
権力者なしに長期に渡って国、都市が存続していたことに驚く。
理由として
権力が集中しない体制。
危険な国とは接触しない。
私有財産の概念が無い。
が考えられている。

今の世界を眺めると多くの権力者が皆が共存できる世界を目指しているようには思えない。
権力者のいない文明には人間が幸せに暮らせる持続可能な未来へのヒントが隠されているかもしれない。