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LEADERS BLOG

2020.9.25 / 浜永 良成

ときおり亡くなった母のことを思い出します。

背丈が同じくらいで口元のしわが似ているおばあちゃんに街ですれ違った時。
家内が作ってくれた味噌汁や煮物が偶然母の味と似ていた時。
電車の中で母に声が似ているおばあちゃんの声を聞いた時。

そんな時もうすぐ7回忌なのに母はもういないんだなぁと思い、昔の些細なことが脈略なく頭の中に浮かびます。

妹とよく喧嘩して「お兄ちゃんでしょ!妹いじめたらダメ!」と怒られたこと。
朝ごはんの時に炊きたてご飯を熱そうにおにぎりにしてくれたこと。
(握ったはしから妹と熱々を食べる)
私が母の言うことを聞かずに怒って私が好きだったビートルズのレコードを割ろうとしたが弾力が強くて割れなくておかしかったこと。
高校受験の時に冗談で不合格だったと電話した時の悲しそうな声。
(ごめん)
高校の時に下宿していた友人の分まで毎日弁当を作ってくれて鞄が重かったこと。(ありがとう)

そんなふうに想い出すことも供養かなぁと、、、考えたりもします。

当然最期は棺の中で穏やかに眠っている顔。
(いつまでも目に浮かびます)

もう一度あの声を聞きたい、名前を呼んで怒られたい、、、と無性に思ってしまいます。