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LEADERS BLOG

2022.9.16 / 小平洋一

今回は、時節柄「決算」について書きます。
と言っても、難しい話ではなく「へぇ~」と言うような面白い話を・・

当社の決算は9月です。ご存じの通り、決算は1年間の成績等を計算する手続きのことです。
決算の手続きは「簿記」という手法が使われます。その種類がいくつもある事は知っていますか?

企業が使う ① 商業簿記(皆さんが普段に耳にする「簿記」です)
農業で使う ② 農業簿記(農家・酪農家で使われます)
銀行で使う ③ 銀行簿記(その名の通り銀行で使います)
工業で使う ④ 工業簿記(一部商業簿記と重なります)
建設で使う ⑤ 建設業簿記(ちょっと特殊です)
漁業で使う ⑥ 漁業簿記(その道の人でないと使いません)

こんなにも色々とあります。
その中でも今回は「棚卸」についてお話します。
当社の棚卸(面倒くさい作業を毎月行ってもらってます)は、棺・骨壺・骨覆い・・・など様々ありますが、基本的には何年たってもその存在は変化しません。(売れなくなることはありますが・・)

では、酪農業の棚卸資産って何でしょう。
そう!「牛」や「羊」などです。この棚卸資産(牛や羊)は年数がたつにつれて変化します。(老衰や出産など)商品である動物は、老衰で無くなったり、出産で購入していないのに増えたりするのです。(当社の商品も買わないのに増えてくれれば良いのですが・・)

また、銀行はどうでしょうか。
皆さん預金通帳を見たときに、預入は右側・払い出しは左側に記帳されていると思います。商業簿記(普通の会社の簿記)では預金が増えれば左側・減れば右側に記載するのです。逆ですよね。

このように、業種によって様々な簿記を使い決算を行います。
これからは、牛や羊・ニワトリや魚を見たときに「棚卸資産」として見てみると面白いと思います。
これはどう考えるの? という疑問が出たら遠慮なく聞いてください。
もっと面白い話を聞かせます。棚卸資産と決算で盛り上がりましょう!
(あまり盛り上がらないかな・・(笑))