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LEADERS BLOG

2026.3.26 / 沖谷卓弥

「若い時の苦労は買ってでもせよ」という言葉は、今の時代にも当てはまるのか。
ふと、そんなことを考えることがあります。

今は、調べればすぐに答えが見つかり、仕事の進め方も高度に効率化されています。
極端に言えば、「それほど苦労しなくても、一定の成果は出せてしまう」環境が整っています。

一方で最近強く感じるのは、
「仕事ができる人」×「AI」によって、生産性とスピードが一気に引き上げられているという現実です。
ありがたいことに仕事の依頼は増えていますが、正直なところ、なかなかのマシマシ具合。
効率化の恩恵を受けながら、なんとか回しているのが実情です。

そんな中で意識するようになったのが、効率化と成長機会のバランスです。
効率化によって試行錯誤の余白が減り、「成長の機会も同時に減っているのではないか」と感じる場面が少なくありません。

かつては、情報も手段も限られていたからこそ、
自ら考え、試し、失敗しながら進むしかありませんでした。
その過程で、思考力や耐性、対人力が自然と鍛えられていたのだと思います。

今は環境が整った分、そうした経験は受動的には得にくくなりました。
だからこそこれからは、「どんな苦労を選ぶか」が重要になるのではないでしょうか。

正解のない課題に向き合うこと。
あえて一段高い役割を引き受けること。
そして、結果を振り返り、次に活かすこと。

こうした「思考を伴う負荷」を主体的に取りにいく姿勢が、
これからの成長の質を大きく左右すると感じています。

効率化が前提となった時代だからこそ、
受動的に与えられる苦労ではなく、意図的に選びにいく挑戦にこそ価値がある。

そんなことを考えながら、日々の仕事に向き合っています。