LEADERS BLOG
30年ぶりくらいにCDジャケ買いをしてしまいました。以前よく聞いていたトランペット奏者のデュオアルバムです。
ジャケットの写真のレトロな水着女性(表)とプールの水色(裏)と背景のベタ塗りのピンクとのコントラストがなんとも言えず、どんな曲が入っているのか確認もせずにポチしました。
曲は想像以上でホッとしました。
若い頃は部屋にレコードアルバムを飾っていた自分としてはネット配信のアルバムには当然ジャケットもライナーノーツも無く、曲を聴きながらジャケットの絵を眺めたり曲の説明を読んだりする楽しみも無く物足りない気持ちになります。
(ジャケ買いとしてはもちろんCDよりレコードがいいのですが)
それよりなぜこのジャケットを気に入ったのか改めてじっくり眺めると写真と一色のベタ塗りという2種類の表現の融合が単一の写真、イラストとは異なる現代絵画にも似た世界が表れているように感じました。
異質なものを組合せた新たな商品も考えられそうですね。
「若い時の苦労は買ってでもせよ」という言葉は、今の時代にも当てはまるのか。
ふと、そんなことを考えることがあります。
今は、調べればすぐに答えが見つかり、仕事の進め方も高度に効率化されています。
極端に言えば、「それほど苦労しなくても、一定の成果は出せてしまう」環境が整っています。
一方で最近強く感じるのは、
「仕事ができる人」×「AI」によって、生産性とスピードが一気に引き上げられているという現実です。
ありがたいことに仕事の依頼は増えていますが、正直なところ、なかなかのマシマシ具合。
効率化の恩恵を受けながら、なんとか回しているのが実情です。
そんな中で意識するようになったのが、効率化と成長機会のバランスです。
効率化によって試行錯誤の余白が減り、「成長の機会も同時に減っているのではないか」と感じる場面が少なくありません。
かつては、情報も手段も限られていたからこそ、
自ら考え、試し、失敗しながら進むしかありませんでした。
その過程で、思考力や耐性、対人力が自然と鍛えられていたのだと思います。
今は環境が整った分、そうした経験は受動的には得にくくなりました。
だからこそこれからは、「どんな苦労を選ぶか」が重要になるのではないでしょうか。
正解のない課題に向き合うこと。
あえて一段高い役割を引き受けること。
そして、結果を振り返り、次に活かすこと。
こうした「思考を伴う負荷」を主体的に取りにいく姿勢が、
これからの成長の質を大きく左右すると感じています。
効率化が前提となった時代だからこそ、
受動的に与えられる苦労ではなく、意図的に選びにいく挑戦にこそ価値がある。
そんなことを考えながら、日々の仕事に向き合っています。
3月11日は、15年前に東北で大きな震災が発生した日として、私たちの心に刻まれています。53歳の僕にとって、あの日から15年という月日は、驚くほどあっという間でした。かつての「関東大震災」が私にとって歴史の一部であるように、これから生まれる子どもたちにとっても、あの日は「歴史」になっていくのでしょう。そう思うと、時間の流れに不思議な感覚を覚えます。
さて、このブログを書いている2026年3月、世界はかなり混沌としています。個人の力ではどうにもならない無力感に襲われ、「今だけ、自分だけ良ければいい」という短絡的な思考に逃げたくなる瞬間が、僕にも正直あります。
特に、目まぐるしく進化する生成AIなどの新しいテクノロジーを前にすると、「僕はどう変わるべきか」と、日々迷いと試行錯誤の連続です。決して「正解」を携えて前を歩いているわけではなく、悩み、壁にぶつかりながら、悪戦苦闘しています。
でも、そんな時に私を前へと引き戻してくれるのは、日々接する「会社の仲間」の存在です。仲間と共に汗をかき、時にぶつかり、苦悩や達成感を分かち合う。そんな悲喜こもごもの「日常」があるからこそ、僕は未来を諦めずにいられます。そして、この「日常」をただ守るだけでなく、新しいテクノロジーを使いこなし、社会と会社をもっと良くする力に変えていきたいと思っています。
先は見えませんが、だからこそ面白いですよね。不安だけど(笑)
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